フランス式ねんねトレーニングをゆるく実践!夜泣きしない子に育つ子育て術とは

7 min
フランス式ねんねトレーニングを実践

妊娠中、これから始まる未知の世界「育児」について知るために様々な本を読んでいた時のこと。

一冊の気になるタイトルの本に出会いました。

それは、「フランスの子どもは夜泣きしない-パリ発子育ての秘密-」

読み進めていくうちに、私が今までイメージしていた日本の育児とフランス式育児の違いに衝撃を受けました。

この本によると、フランスでは赤ちゃんは生後早い段階から朝まで眠るのが標準で、フランス人の親は、赤ちゃんに上手な眠り方を教えてあげるのが仕事だと信じているんだそう。

私は初めてむかえる育児という大仕事を前に「産後は寝る暇も無いんだろうなぁ」と不安を感じていたので、赤ちゃんに上手な眠り方を教える「ねんねトレーニング」にすぐに興味を持ちました。

ena

これはぜひとも試してみたい!

そこで、夫の了承を得て、娘が生まれて3週間目くらいからフランス式ねんねトレーニングを実践してみることにしました。

その結果、娘は生後2か月になる頃には自分で上手に眠る方法を覚えて、朝までぐっすり眠るようになりました。

この話をすると、ほとんどの人は「ありえない!」と口をそろえて言いますが、実践してみた私自身、この結果にとても驚いています。

今回は、フランス式ねんねトレーニングについてと、実際に私が試してみた体験談をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 夜泣きしない子に育てたい
  • ねんねトレーニングをやってみたい
  • 生後4か月未満の赤ちゃんの夜泣きに悩まされている
  • フランス式育児について興味がある

フランス式子育ては日本の常識を覆す

私たち日本人の感覚では、赤ちゃんが泣いたらすぐに抱き上げてあやすのは当たり前。それが親の役目だと思っている人は多いと思います。

でもフランス人の親は、赤ちゃんに付き合って夜中に何時間も起きているのが親の献身的な愛情だとは思いません。

むしろ、「朝までぐっすり眠れないのは赤ちゃんの睡眠に問題があり、家族のバランスが崩れている証拠だ。」と考えるのが普通なんだそう。

ena

朝までぐっすり眠る赤ちゃんがいるなんて知らなかった…

健康的な赤ちゃんなら、生後わずか数週間で朝まで眠ることを教えられるそうです。

フランスの育児雑誌によると、たいてい6週間で朝まで眠るようになるけど、中にはリズムを見つけるのに4か月かかる子も。

フランスの睡眠ガイドのベストセラー本、「睡眠、夢、子ども」でも、生後3か月〜6か月の間に最低でも8〜9時間眠るようになると紹介されています。

息子は生後3か月の時に夜中の授乳をやめて一晩中眠るようになったの。この子が眠ると決めたのよ。私は無理強いしなかったわ

ena

すげぇ…

フランスでは、生後3か月頃には母乳をやめて粉ミルクに切り替えるママがほとんど。

粉ミルクは母乳よりも腹持ちが良いと言われているので、それも要因の一つなのかな?とも思いましたが、母乳育ちの子と、粉ミルク(もしくは混合)の子を対象とした実験では、母乳による子育てと夜中に目を覚ますことに必ずしも関連性がないことが分かっています。

赤ちゃんの睡眠サイクルと間違った習慣

生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠サイクルは2時間で、赤ちゃんはそのサイクルとサイクルの間に目を覚まします。

そして、次にまた自力で眠りにつく方法を知らないので、うまく睡眠サイクルをつなげられなくて泣くのが夜泣きの正体。

この睡眠サイクルをうまくつなげられるようになるのは生後2、3か月頃で、学習するチャンスがあれば、自分でできるようになると言われています。

でも、間違った習慣付けをすると、睡眠サイクルをつなげられなくて泣く以外に、夜中にお腹をすかせて泣くようになってしまいます。

その間違った習慣とは、赤ちゃんが起きるたびに授乳をすること。

この習慣がついてしまえば、赤ちゃんは2時間の睡眠サイクルごとにミルクを求めることを覚えてしまいます。

この間違った習慣は、私にも失敗談が。

私がお世話になった産院では、3時間ごとの授乳をすすめていました。

私は入院中はそれに従って、きっちり3時間ごとの授乳を実行していたんですが、次第に赤ちゃんは3時間ごとにお腹をすかせて目を覚ますように。

ena

ウチの子の睡眠サイクルは2時間じゃなくて3時間なのかな?

私は産院の指導に従った結果、無意識のうちに赤ちゃんに3時間ごとにミルクを求めるように教えてしまっていたようです。

それでも入院中は、ノートにどれくらい授乳したかを毎回記して助産師さんに見せなければいけなかったので、3 時間ごとの授乳を続けました。

退院後のねんねトレーニングは、この間違った習慣をやめて、うまく睡眠サイクルをつなげる「学習」の手伝いから始まりました。

睡眠サイクルをつなげるのは、自転車の練習に似ている。
一回でも自力で眠りに戻ることができれば、次はもっと楽にできるようになる。

引用:フランスの子供は夜泣きをしない

赤ちゃんに必要なのは、サイクルが終わる頃に大人にあやしてもらって眠りに戻ること。

まずは1回、自力で眠りに戻る経験をさせてあげることが重要なんですね。

ena

でも、夜中に赤ちゃんがお腹をすかせて泣いていても授乳しちゃダメってこと?

夜間の授乳自体がダメというわけではなく、数時間おきの授乳を習慣化することに問題があるようです。

重要なのは、赤ちゃんに「学習」するチャンスを与えること

なので、もし赤ちゃんがミルクを強く要求すれば、その要求に従って与えるべきなんです。

フランス式ねんねトレーニングとは

寝ている赤ちゃん

フランス式ねんねトレーニングの基本は、泣いてもすぐに抱き上げてないで、ちょっと待つこと。

ena

でも赤ちゃんを泣かせっぱなしにするのはかわいそう…

どうしてもそう思ってしまいますが、重要なのは泣かせっぱなしにするということではなく、「赤ちゃんに学習するチャンスをあげる」こと。

睡眠トレーニングの方法の一つで、泣かせっぱなしにする「クライングコントロール」という方法もありますが、フランス式はこれに当たりません。

赤ちゃんは眠っている時、たくさん動いたり雑音を出したりするけど、実際は眠っている状態。すぐに抱き上げると、そのせいで目を覚ましてしまいます。

なので赤ちゃんがグズり始めると、まずは「ちょっと待つ」こと。

そして赤ちゃんが自力で落ち着くチャンスを与えてやります。

そして赤ちゃんが空腹なのか、オムツが汚れているのか、また眠りにつこうとしているのかを見極めます。

こうして親は赤ちゃんを注意深く観察し、赤ちゃんの持つリズムに従います。

ena

フランス人にとって、赤ちゃんが泣いても「ちょっと待つ」のは当たり前すぎる常識なんだって

そして、夜は赤ちゃんを眠らせるために、抱きしめたり揺すったりあやしたりしないこと。これは、「昼間と夜の違いを学ばせる」というものなんだそう。

ついつい抱きしめたり、あやしたりしたくなりますが、それは昼間に思う存分やってあげるとして、夜は静かに眠りにつく手伝いをしてあげないといけないんですね。

ポイント

生後1週間の赤ちゃんは、真夜中から5時までの間に泣いた時は抱っこしたりオムツを変えたり、歩いたりしてもOK!

ねんねトレーニングを実践してみた結果

ネントレ

フランス式のねんねトレーニングについては分かったものの、具体的に泣いたらどうやって眠りにつかせるか、赤ちゃんを寝かせる環境については残念ながら書かれていませんでした。

そこで、追加で何冊かねんねトレーニングの本を読んで、フランス式ねんねトレーニングをアレンジしてゆる〜く実践してみることにしました!

私が実践したゆるねんトレ
  1. 寝る時は真っ暗な部屋で寝かせる
  2. 泣いてもすぐに抱きあげずに様子を見る
  3. 眠りにつく瞬間は必ず布団に寝かせた状態で
  4. ミルクは夜中1回

まずは、娘がねんねトレーニングを始める前の状況から。

  • 生後3週間目
  • 授乳間隔は3時間おき
  • 昼は比較的静かに寝てくれるものの、夜になると決まってギャン泣きが始まる
  • 泣き始めるとひたすら泣き続けて声が枯れることも
  • 授乳しても、おむつを替えてもあやしても泣きやまない

この状況で果たしてねんトレは成功するのか?実践結果を順番に紹介していきます。

①寝る時は真っ暗な部屋で寝かせ、朝は決まった時間に起こす

夜になかなか寝ついてくれなかった原因は、蛍光灯の明るさにあることに気がつきました。

夜になっても明明と光る蛍光灯の下で娘のお世話をしていたので、昼夜の区別がつかず寝付けなかったんだと思います。

まずは、昼夜の区別をつけるために、

  • 寝る前は間接照明だけの薄明かりの中で静かに過ごさせる
  • 寝る時は部屋を完全に真っ暗にする
  • 朝は決まった時間に起こす

このことを徹底させました。

ねんねに連れていく前に、部屋は暑すぎないか、寒すぎないか、おむつは濡れていないかを確認して、豆電球もついていない真っ暗な寝室に寝かせます。

いきなり真っ暗な部屋に連れてこられて最初は少しびっくりしていましたが、本能的に「暗い=眠る」と分かったのか、意外とすんなり眠ってくれました。

ena

でも始めてすぐの頃はまだ途中で起きたりして不安定だったよ

②泣いてもすぐに抱き上げずに様子を見る

娘が泣いたらまず、何かを訴えていないか様子を見ることに。

もしお腹をすかせていたら口元に指を持っていったら指を吸うので、お腹が減っていないかを確認。

もしそうでなければ、寝かせたままゆっくりと胸元をトントン。
トントンするスピードは、「胸の鼓動くらいだと赤ちゃんが安心する」と本で読んだので、それを実行。

それでも寝ない場合は、赤ちゃん用のオルゴールCDを小さな音で流すと、ほとんどの場合寝ついてくれました。

③眠りにつく瞬間は必ず布団に寝かせた状態で

これは背中スイッチ実装防止のため、入院中から実践していました。

背中スイッチとは

抱っこした状態のまま眠りにつかせると、布団に下ろした瞬間ギャーっとスイッチが入ったように泣き始めることから、背中スイッチと呼ばれています。

背中スイッチの問題点は、もしうまく布団に置くことができても、高い確率で起きた時に泣いてしまうこと。

これは、赤ちゃんは眠りにつく瞬間と起きた時のシチュエーションが違うとびっくりするからなんだそう。

そこで、娘は生まれた時から眠りにつく瞬間だけは布団に寝かせるように徹底していました。

④ミルクは夜中1回

フランス式育児では、夜間の授乳はどうしても欲しがる時だけ。

ena

まだ低月齢だしちょっとかわいそうな気が…

そこで、しばらくは夜間1回の授乳を続けました。

でも生後2か月ごろになると、夜中授乳のために起こしても「眠いから寝かせろ」と言わんばかりに眠りを貪るようになっていたので、思い切って夜間の授乳をやめることに。

朝までにお腹をすかせて起きないか心配でしたが、何と娘は朝まで一度も起きることなく眠り続けるようになっていました!

ena

いつの間にか自分で睡眠サイクルをうまくつなげられるようになってたみたい!

ねんねトレーニングその後

生後2か月で自力で睡眠サイクルをつなげられるようになった娘は、暗くなると眠くなって、朝まで起きてこなくなりました。

昼夜の区別がはっきりとついて、「暗い=寝る」ということを覚えたようです。

娘は2歳を過ぎても相変わらず夜はぐっすり寝て、夜中起きることはありません。

たまに悪い夢を見たのか、夜中に少し泣くことはありますが、またすぐに眠りにつきます。

ねんねトレーニングをしなかった甥っ子の例

私より4か月後に第一子を出産した姉。ねんねトレーニングを一切行わなかった姉は毎晩夜泣きに悩まされていました。

おむつを変えても、授乳しても、何をしても泣き止まずにずっと泣いているの…

そう聞いた時は、「ねんねトレーニングを始める前の娘と同じだ!」と思いました。

甥っ子はただ、上手に眠りにつくことができなくて泣いているだけだと思い、すぐにねんねトレーニングをすすめてみることに。

しかし姉は、「この子はこういう性格だから仕方ない。」と言うだけで、一晩中抱っこして寝かしつける習慣をやめませんでした。

もちろん、背中には立派なスイッチが実装済み。

授乳に関してもフランス式育児とは真逆で、夜中は泣いたらすぐに授乳。しかも回数無制限!

授乳、もしくは抱っこの長時間戦でしか眠りにつかせる方法が無かったそうです。

甥っ子の眠りはとても浅く、ちょっと物音がしただけですぐに起きて「眠い!寝られない!ループ」が始まります。

眠くて仕方ないのにうまく眠りにつけないのは、見ていてとてもかわいそうでした。

眠れなくて泣いている甥っ子の姿を見ていると、「赤ちゃんに付き合って夜中に何時間も起きているのが親の献身的な愛情だとは思わない」と言うフランス人の気持ちが理解できたような気がします。

睡眠時間が短い、寝付きが悪いとどうなる?

赤ちゃんが上手に眠りにつけないと、親の負担が増えるだけでなく、赤ちゃん自身にも以下のような悪影響が。

  • 短気、攻撃的
  • 多動、衝動の抑制が弱い
  • 代謝能力と免疫機能が弱い

引用:フランスの子どもは夜泣きをしない

実際に、甥っ子も少し攻撃的な所があって、いつもニコニコしている娘と違って、笑顔もそれほど多くありません。(これは性格的な所も大きいのかもしれませんが。)

甥っ子は肌も弱く、いつも病院でもらった薬をつけています。

家族にも親戚にも肌の弱い人は居ないので、「誰に似たのかな〜?」なんて話していましたが、もしかすると睡眠の質が悪いからなのかも…。

幼少期に始まった睡眠障害は長年続く可能性があるとも言われているので、早い段階で上手な眠りかたを教えた方が良さそうです。

おわりに

フランス人にとって眠りを教える事は、自立と、一人の時間を楽しむための最初のレッスン。

昼間に一人遊びを学んでいる赤ちゃんは、生後2、3ヶ月の頃一人でベッドに居ても不安を感じにくいそうです。

実際、娘も真っ暗な部屋で一人で居ても、不安そうにすることはありません。

1歳を過ぎてからは、娘は夜寝たふりをして真っ暗な部屋で何やら楽しそうに遊ぶようになりました。そして遊び疲れたら自分で布団に戻り、眠りについています。

寝る時は必ず布団に戻るのにはびっくりしましたが、娘なりに一人の時間を楽しんでいるようなので、このまま見守ることにしています。

ねんねトレーニングは、ごく初期からすることで赤ちゃんの眠りに大きな変化が出ると言われています。その理由は、赤ちゃんが4か月になるまでに始めないと、悪い睡眠習慣がついてしまうからなんです。

今回、ねんねトレーニングを試してみて、私はたまたま運が良かったから成功したのかな?とも思いましたが、事実、フランスではほとんどの赤ちゃんが生後数か月で朝までぐっすりと眠ることができています。

もし今から育児を控えているなら一度、フランス式ねんねトレーニングを試してみてはいかがでしょうか?

良い眠り方を教えることは、赤ちゃんにとっても嬉しいプレゼントになるはずですよ。

ena

ena

ストレスフリーで充実した人生を送ることを目標にしている30代。完璧は目指さず、ほどほどを目指して生きています。このブログでは、生活が快適になるモノや時短レシピ、心と体がリフレッシュする情報などを発信しています。

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